Last Updated on 2023年4月20日 by quintile
続々と夏野菜の準備をしています!きゅうりは、去年買ったこちらのダイソー 早生節成きゅうり(品種 F1地這)を種から育てます!去年は、ちょっと日当たりの悪いところで育ててしまったので、今年はガンガン日が当たるところで育てたいと思います!
「早生節成きゅうり」という品種はどのような品種?
「早生節成きゅうり」とは、早く収穫できることを特徴としたきゅうりの品種です。一般的なきゅうりと比べて、苗を植えた後から収穫できるまでの期間が短く、早い段階で収穫できるため、「早生」と名付けられています。また、「節成」という言葉は、四季を分ける二十四節気のひとつである「立夏」から「小満」までの期間を指します。この期間に収穫できるということから「節成」という名前がつけられたと言われています。
「早生節成きゅうり」は、夏から秋にかけての生育期間に適した品種で、収穫後も長い間美味しさを保つことができます!
栽培方法
土壌の準備
「早生節成きゅうり」は、日当たりがよく排水の良い肥沃な土壌を好みます。肥料を入れて土を耕し、固くならないように水分をしっかりと保ちます。pH値
適切なpH値は5.5から6.5です。土壌が酸性の場合は、石灰を加えることでpH値を上げることができます。また、土壌がアルカリ性の場合は、硫黄を加えることでpH値を下げることができます。適切なpH値を維持することで、きゅうりの生育が促進され、健康的で美味しい実を収穫することができます。元肥
「早生節成きゅうり」の元肥としては、堆肥や有機肥料が適しています。有機肥料は、緩やかに栄養分を放出し、土壌の保水力や通気性を向上させます。一般的には、種まき前に元肥として堆肥や有機肥料を適量施し、土を耕し混ぜ合わせます。また、窒素・リン酸・カリウムなどの化学肥料を使用する場合は、過剰な使用には注意が必要です。過剰な化学肥料の使用は、根や葉の障害や、実の味や品質の低下などを引き起こすことがあります。
栽培の手順
種まき
種まきは、春から夏にかけて行います。種を直接土にまいても良いですが、苗を育ててから植え付ける方が安定して育てることができます。苗を植え付ける際には、根元を潰さないように慎重に行います。管理
育苗後は、適度な水やりと、定期的な肥料の施しを行います。また、支柱を立ててツルを誘引すると、枯れた葉が蒸れずに風通しも良くなり、きゅうりの実が丸くて美味しく育ちます。収穫
収穫のタイミングは実が約10cm程度になった時点です。ただし、早生節成きゅうりは、小ぶりな実でも美味しく食べられるので、実が太くなりすぎないように注意する必要があります。収穫は、実が適切な大きさになったら、包丁やはさみを使って根元から切り取ります。収穫後は、室温で保存すると早く傷んでしまうので、冷蔵庫などで冷やして保存することをおすすめします。また、収穫後の枯れた葉や枝は、すぐに取り除くことで、病害の予防にもつながります。
栽培の注意点
水やりをかかさずに!
きゅうりは水分を好みますので、特に暑い時期や乾燥した気候下では、適度に水やりを行う必要があります。ただし、過剰な水やりは、根腐れや病気の原因になるので、土の表面が乾いたら、適度に水を与えましょう。おすすめの肥料
追肥として窒素・リン酸・カリウムなどの必須栄養素が含まれる化学肥料を使用する場合は、適切な量を使用することが重要です。過剰な使用は、根や葉の障害や、実の味や品質の低下を引き起こすことがあります。注意する害虫
アブラムシ
葉の裏側などに集まり、吸汁して植物体を弱らせます。また、アブラムシが排泄する「蜜」という甘い液体が付着したまま放置すると、黒いカビが発生することがあります。ヨトウムシ
成虫は夜行性で、葉を食べることが多く、幼虫は土中で根を食べることがあります。特に暖かい時期に多発することがあります。 害虫に対しては、天敵の導入や、天然の殺虫剤を利用するなど、様々な対策があります。また、予防として、栽培時には十分な通風や湿度管理、病虫害の早期発見・対処などが重要です。防虫ネットの使用やなども有効です。注意する病気
灰色かび病
葉や実に白いカビが発生し、やがて黒く腐敗してしまう病気です。過湿や高温の環境下で発生しやすく、注意が必要です。うどんこ病
土壌に生息するカビ類によって引き起こされる病気で、根や茎に濃い茶色のうどんこ状の塊ができ、栄養吸収ができなくなってしまいます。うどんこ病の発生を防ぐためには、栽培前に土壌消毒を行うことや、土壌の水はけを良くすることが重要です。また、うどんこ病が発生した場合は、感染部分を切り取り、薬剤を利用することもあります。さび病
葉に黄色や褐色の斑点が現れ、その後黒っぽい粉状の胞子が生えます。感染が進むと葉が落ち、収量の減少につながります。さび病の発生を防ぐためには、定期的な葉の裏側の確認と、感染した部分の切除が必要です。また、予防として、十分な通風と水はけの良い土壌、適切な間引き、適正な栄養状態を維持することが重要です。 これらの病気に対しては、予防が重要です。適切な栽培管理、病気の早期発見・対処、または耐病性の強い品種を選ぶことなどが対策として有効です。また、病気が発生した場合は、病原菌を殺菌するための薬剤を利用することもあります。おすすめのコンパニオンプランツ
シソ
シソにはアブラムシやダニなどの害虫を寄せ付けない効果があり、同時に「早生節成きゅうり」の味や風味を向上させると言われています。インゲン
インゲンは窒素を固定する菌を根に持っており、窒素を多く含む肥料が不要であるため、同時に栽培することで「早生節成きゅうり」の育成を促進させることができます。ネギ
ネギは、その強い香りによってカメムシやアブラムシなどの害虫を寄せ付けない効果があります。バジル
バジルには、カメムシや蚊などの害虫を寄せ付けない効果があり、同時に「早生節成きゅうり」の風味を向上させることができます。 コンパニオンプランツを同時に栽培することで、害虫や病気を予防すると共に、「早生節成きゅうり」の栄養素を豊富にすることができます!連作障害にも気をつけよう
連作障害を防ぐためには、以下のような対策が有効です。土壌を休ませる
ウリ科を連作せず、2〜3年以上は他の作物を植えるようにします。土壌改良
肥料を施し、有機物を補給することで、土壌を改良します。消毒処理
土壌の消毒処理を行うことで、病気や害虫の発生を抑えます。前作に良い作物
- 大豆:大豆は、土壌改良や窒素固定に効果的な緑肥として利用できます。また、ウリ科とは違うマメ科の作物であるため、きゅうりの連作障害を回避することができます。
- キャベツ:キャベツは、ウリ科とは違うアブラナ科の作物であり、土壌の栄養素を適度に消費するため、きゅうりの前作に適しています。
- ホウレンソウ:ホウレンソウは、ウリ科とは違う科に属しているため、きゅうりの連作障害を回避することができます。また、深い根を張るため、土壌改良にも効果的です。
後作に良い作物
- ホウレンソウ:ナきゅうりの連作障害を回避することができます。また、根を深く伸ばすため、土壌改良にも効果的です。
- ニンジン:ニンジンは、アブラナ科の作物であり、土壌の栄養素を適度に消費するため、きゅうりの後作に適しています。
- レタス:レタスは、キク科の作物であり、きゅうりとは異なる病気にかかりやすいため、きゅうりの後作におすすめです。また、根を張ることで土壌改良にも効果的です。
- セロリ:セロリは、セリ科の作物であり、きゅうりの連作障害を回避することができます。また、根を深く伸ばすため、土壌改良にも効果的です。