Last Updated on 2023年4月20日 by quintile
スズメウリという植物をご存知ですか?去年近所のお宅に赤と緑の実が、コロコロとなっているのを見て、とてもかわいいと思い、今年は自分でも育ててみようと種を買いました!
早速種まきをしましたので、育て方とレポートを書きます!

目次
スズメウリという植物はどんな植物?
別名、スズメウリ(学名:Cucumis melo var. dudaim)といいいます。スズメウリは、ウリ科スズメウリ属の多年草で、茎は直立し、高さは50~150cm程度になります。葉は5枚から7枚で、花は白色から淡黄色で、夏から秋にかけて咲きます。果実は、熟すと直径5~7cm程度になり、赤色と緑色の2色が混ざった模様が特徴的です。
果実が美しく、観賞用としても栽培されることがありますが、収量が少なく、品種改良が難しいため、希少な品種です!
栽培方法
土壌の準備
スズメウリは、排水の良い土壌を好みます。肥沃でpH値が6.0〜6.8の土壌が適しています。また、日当たりがよく、風通しの良い場所に栽培することが重要です。栽培の手順

- 種まき
スズメウリの種子は、5月から6月にかけて、土壌温度が20℃以上のときに播種します。種子は、深さ2〜3cmに埋めます。種子の間隔は10〜15cm程度に保ちます。 - 肥料
栄養分の豊富な肥料を追加することで、収穫量と品質を向上させることができます。肥料は、窒素、リン酸、カリウムのバランスが良いものを使用すると良いでしょう。 - 収穫・鑑賞
スズメウリは、収穫時期になると、果実が色づき始めます。
栽培の注意点
温度は十分暖かくなってから
スズメウリは温暖な気候を好む植物です。最低限必要な気温は15℃以上とされています。種子の発芽には、土壌温度が20℃以上であることが望ましいです。また、夏場の高温多湿により、病害虫の発生が多くなることがあります。日当たりの良いところで
スズメウリは、十分な日照が必要です。日照不足だと、花付きが悪くなり、収穫量が減少することがあります。水やり(あげ過ぎ注意)
スズメウリは、水分を好みます。特に成長初期の段階で、十分な水分を確保することが重要です。しかし、水やりが過剰になると、根腐れや病害虫の原因になるため、適度な水やりを心がけましょう。過剰に追肥しない
スズメウリは、肥料を必要とします。肥料の施し方によっては、品質が向上したり、収量が増えたりすることがあります。しかし、過剰な肥料の使用は、害虫の発生や病気の原因になることがあるので、使用量に留意するようにしましょう。病害虫の対策
スズメウリは、アブラムシやカメムシ、ハダニなどの害虫の被害を受けやすいため、害虫駆除の対策を行う必要があります。また、病気にかかった場合は、早めに対策を行うようにしましょう。おすすめの肥料
有機肥料
有機肥料は、土壌の肥沃化や微生物の活性化に効果があります。また、有機肥料を使用することで、環境にも優しい栽培が可能です。例えば、堆肥や腐葉土などが有機肥料の代表的なものです。無機肥料
無機肥料は、一定の栄養素を含むため、栄養補給が必要な場合には効果的です。例えば、窒素・リン酸・カリウムなどの成分を含む肥料が挙げられます。緑肥
緑肥は、植物の生育期に土壌に直接播くことで、土壌改良や栄養補給効果が期待できます。豆類やイネ科植物が緑肥に適しているため、スズメウリを栽培する前に、緑肥を播いておくこともおすすめです。 過剰な施肥は、植物にダメージを与える場合があるので、使用量には十分に留意するようにしましょう!注意する害虫
アブラムシ
アブラムシは、葉の裏側などに付着し、吸汁して植物を弱らせたり、ウイルス病を媒介することがあります。アブラムシを発見した場合は、早めに駆除する必要があります。菜園ハエ
菜園ハエは、成虫が植物の茎や葉を傷つけたり、幼虫が根を食べて植物を弱らせたりすることがあります。菜園ハエの被害を防ぐためには、土壌を清潔に保ち、成虫を捕獲する黄色いトラップを設置するなどの対策が有効です。ナメクジ
ナメクジは、スズメウリの葉や果実を食べることがあります。ナメクジが多い場合には、ハンドピッキングや散布剤による駆除などの対策が必要です。スズメウリの実は食べられるの?
スズメウリの実は食べられるものではありません。これは、成分にシュウ酸が含まれており、摂取量によっては体に悪影響を及ぼすことがあるためです。しかし、地域によっては薬用や民間療法として利用されることがあります。味も、苦いので食べることはやめておいたほうが良いでしょう。栽培レポート
4月17日 セルトレイに種まき!
