Last Updated on 2022年8月4日 by quintile
私は10年ほど活け花を習っていたので、自慢では無いですがその辺に生えているお花を適当に拝借してきて、なんとなく組み合わせて活けることができます!
ですので、たくさん野草のある田舎のこちらに越してきてからはお店で花を買うことがなくなりました。雑草扱いされてしまう野草たちなのですが、飾ってみると、とても美しいんですよね。かえって野性味があって、良かったりします。
以下、手順です。
散歩をして、あたりをよく見ながら気にいった草花を適量摘んでくる。
今回はこんな感じで採集してきました。
- レンゲ
- ツユクサ
- イネ科の何かの草
- エノコログサ
どの草も今しか取れないような季節感のあるものですね。夏!と言う感じです。
器を準備する
今回は剣山など使わずに、投げ入れで、しかも花器などなくても大丈夫なように、以前牛乳の訪問販売の方が置いていった牛乳の空き瓶に活けてみようと思います。
瓶にほぼなみなみに水を張ります。
摘んできた材料をバラす
この辺は慣れと勘なのですが、摘んできた枝をいい感じの節目節目で切り分けます。どれも同じ高さにするのではなくちょっとずつ高さが変わるような感じでずらしながら節目でカットしていきます。
器の口周りが丸見えにならないように葉っぱで隠す
投げ入れの場合、1輪で刺す以外、花瓶の口が丸見えになっていると少し見た目が悪いので、摘んできた材料の中で葉があるものを使い、これを先に活けるようにして花瓶の口を隠して行きます。
この時、口をわざとらしく密度を高めて隠すのではなく少し見え隠れする部分もあった方が自然になります。
大方の葉っぱを入れ終わったら花を刺していく
花の高さを変えながら刺して行ます。枝に弾力性のある花材でしたら、少ししならせてしなやかさのある線を作ったりすると見栄えがするでしょう。今回の場合、しならせるものはエノコログサになります。
また、お花を活けるときに気になされることだとは思いますが 、色の組み合わせです。私は特に色がバラバラで同系色でまとめる等はしませんが、洋風のアレンジ好きな方は同系色である程度まとめたり色数を絞った方がまとまりやすいでしょう。
何かひとつ高さのある花材を入れる
私の場合はですが、何か1つ高さのある花材を取り込むことでバランスをとります。例えば夏でしたらガマの穂ですとかススキといったようなものです。
アクセントになる花材を入れる
今回の場合はエノコログサです。エノコログサの枝は弾力性があり、軽くしならせると曲線を描くことができますので、指で折れない程度に軽く線を作ってから差し込みます。こうして少しの全体の中に緩急をつくります。
完成!
引きで見るとこんな感じです。ちょっと詰めすぎた感じもしますが、野草を使ってこんなにもりもり活け花を作ることができます。雑草と言われてしまうなんて思えませんね!
終わりに
また近々お花を摘んできて、活けるシリーズを書きたいと思います。秋になると葛の花が咲くのでとても素晴らしいんですよね。葛は、ツルの姿も美しい上に花の姿も藤の様で本当に見ごたえのある植物です。活けるのが楽しみです!